亀有にあり、オープン時期もほぼ同じという共通点をもつ「すしべん」と「ミッカ」。
この2つを掛け合わせて何かできないかと考えたのがイベントのきっかけでした。
ミッカさん(以下敬称略)のロゴを始めとするグラフィックデザイン全般を担当されているのは「大日本タイポ組合(以下敬称略)」さんというデザイナーです。その大日本タイポ組合とSKG代表に親交があることをきっかけに、ミッカをご紹介いただき、すしべんの東京支社長をお連れしてミッカへご挨拶に伺いました。
そしてミッカの取り組みを一通りご案内いただく中で、定期的に行われているワークショップで何かご一緒できることはないかと考えるように。
ただ、ミッカは「絵と言葉のー」と銘打っており、一般的な図書館ではありません。そのためワークショップも単純に「お寿司を作って食べる」というものではおもしろくないと考えました。ミッカらしさも体験できる、例えばグラフィックデザイン的要素も何か絡めた内容になるといいですね、というお話もいただきました。
お寿司、ワークショップ体験、グラフィックデザイン、・・・さてどうしましょう。
当初、ご挨拶で二者を引き合わせることがSKGとして第一の目標でありました。
そして第二の目標としてSKGから何か企画せねばと思っていた矢先、「ミッカもすしべんも1周年を迎えますし再度お会いしませんか」とミッカよりお声がけいただきました。
その機会にイベントの企画を持ち込むことに。
考えた企画は、題して『春を描いて食べてミッカ』。
1周年、桜満開の季節に行う手巻き寿司づくりワークショップです。
提案はすぐに採用していただきました。用意する食材やイベント当日の流れなどはすしべんに担当していただくことに。SKGとしては告知バナー製作に取り掛かります。
すしべんにワークショップ当日同様、シャリに絵を描いてもらい、写真を送ってもらいます。
絵を描いてもらった状態のものと、巻いた状態のもの。あまり予想をしていなかったのですが、巻いた状態もとても美味しそうに見えました。
ワークショップ概要
まずイメージを膨らませるため、下書きとして色紙と糊で貼り絵をします。 台紙は海苔とご飯に見立てた画用紙です。
できた下絵を元に、今度は本物の海苔とシャリのキャンバスに具材を乗せていきます。
完成したら、すしべんの職人に巻いて切ってもらって、いざ実食。
みんなで美味しくいただきました。持ち帰ってそのままお花見へ行かれた方もいたそうです。
まとめ
店頭での販売やチラシなどによる告知でブランドの認知を広げていくこととは違った角度からブランドを体験してもらいたいと考えてイベントに至りました。特にすしべんは商品の特性上、遠方へのアプローチよりも地域密着で広げていきたいという思いがあります。それもあって同じ地域のブランドを掛け合わせることに大きな意義を感じていました。また二者の間に入ってイベントを企画することは、SKGにとって新たな取り組みとなりました。
ワークショップ開始直後、司会の方から『すしべんを知っている人ー?』と質問が。するとほぼ全員が『はい!』と挙手。
「駅の改札のとこにあるよねー」という子供らしい合いの手が飛び出す一幕も。
すしべんはワークショップ後、子供向け(ファミリー向け)商品開発にもっと力を注いでみようとおっしゃっていました。
密に地域の方々とつなげることで、ブランド認知を広げるだけでなく、現状を把握し、新たな課題を発見するイベントとなりました。
絵と言葉のライブラリー ミッカ
http://micca.me/